
【インドネシアニュース】2025年8月(8/1〜8/10)
インドネシアに関連する最新ニュースを日本語で分かりやすくお届けします。経済・政治・自然災害・テクノロジーなど、現地の動きをまとめてキャッチアップできます。今週も注目トピックが揃っています。
🌋 1. ルオトビ火山が噴火、灰柱10km超で警戒続く
8月1日、東ヌサ・トゥンガラ州のルオトビ・ラキ-ラキ山が噴火し、火山灰の柱が10km以上に達しました。地質・火山研究機関は噴火活動の継続を確認しており、航空便への影響や居住地への降灰対策が求められています。
出典:Reuters
🚆 2. 西ジャワで列車脱線、人的被害なし
8月1日、西ジャワ州スバン県で長距離旅客列車が脱線し、一時的にジャワ島北部の鉄道運行が混乱しました。交通当局によると、事故による死傷者はなく、原因はポイント切り替え機構の故障とみられています。数時間後には運行が再開されました。
出典:Reuters
🏭 3. 暗号資産取引税を引き上げ、海外取引は1%課税へ
8月1日から、インドネシアの暗号通貨取引税率が改定され、国内取引は0.21%から0.3%、海外取引は1.0%へと引き上げられました。また暗号資産マイニングへのVATも倍増。政府は税収増と金融取引の透明性確保を狙っています。
出典:Reuters
📈 4. 輸出好調、6月は前年比11.3%増で貿易黒字拡大
インドネシア統計局によると、6月の輸出額は前年比11.3%増の234億ドルとなり、特に対米輸出は33.5%増と大幅に伸びました。これは関税発効前の前倒し出荷が影響したとみられ、貿易黒字は41.1億ドルに拡大しました。
出典:Reuters
💼 5. 第2四半期GDP成長率に懸念、専門家が構造問題指摘
政府発表による第2四半期GDP成長率は5.12%でしたが、民間経済研究者は消費鈍化や製造業の停滞、若年層の雇用不安など構造的問題を指摘。短期的な数字の改善だけでは持続的成長が難しいとの見方を示しています。
出典:Reuters
🤝 6. ペルーと自由貿易協定署名、農水産品など関係強化
8月11日、インドネシアとペルーが自由貿易協定(FTA)に署名。農業、水産業、鉱業、食糧安全保障分野などでの協力を強化します。ブルーベリーなどの農産品輸入や、エビなどの水産物輸出増加が期待されています。
出典:Reuters
以上、2025年8月1日〜10日のインドネシア主要ニュースまとめでした。自然災害から経済政策、国際協力まで幅広く動きがあった期間でした。来週も引き続き最新情報をお届けします。