
【インドネシアニュース】2025年8月(8/11〜8/20)
【週間インドネシアニュース】2025年8月第2週(8/11〜8/20)まとめ
毎週月曜日に、インドネシアに関連する最新ニュースを日本語でわかりやすくお届けします。今週はAI政策、二国間FTA、資源、財政、金融政策など直接インドネシアに関わるテーマを整理しました。
🤖 1. 政府が「AI国家ファンド」構想—AI拠点化へ官民投資を動員
政府白書が、国家基金Danantara主導の「ソブリンAIファンド」構想を提示。官民連携でAI産業育成とデータ基盤整備を進め、域内AIハブ化を狙います。投資優遇や人材育成の課題整理も盛り込みました。
出典:Reuters|Indonesia eyes ‘sovereign AI fund’
🤝 2. ペルーとFTA署名—農水産・鉱業などで市場アクセス拡大
8月11日にジャカルタでFTA締結。食料・水産・鉱業・エネルギー転換・防衛協力などの連携強化を明記。両国間の輸出入の拡大と多角化が期待されています。
出典:Reuters|Indonesia, Peru sign free trade deal
🛢 3. 違法油井で火災—3人死亡・数百人避難
8月19日、違法操業の油井で火災が発生し、3人が死亡、数百人が避難を余儀なくされました。消防当局が延焼抑制にあたり、資源管理と安全規制の徹底が改めて課題となっています。
出典:Reuters|Fire at illegal oil well kills three
🌍 4. 違法資源搾取の一掃方針—パーム農園310万ha没収
大統領演説で、違法アブラヤシ農園が370万haに拡大し、そのうち310万haをすでに没収済みと公表。違法伐採・採掘も含めて軍を動員し、徹底取締りを進めています。