
【インドネシアニュース】2026年(3月151日〜31日)
【週間インドネシアニュース】2026年3月後半(3/16〜3/31)まとめ
毎週月曜日に、インドネシアに関連する最新ニュースを日本語で分かりやすくお届けします。3月後半は、エネルギー価格高騰への対応、金融政策、格付け・市場不安、SNS規制、森林減少問題などが主なテーマとなりました。
⛽ 1. 原油高への初動は「歳出削減」優先、政府が財政規律維持を強調
3月16日、政府は中東情勢による原油高リスクに対し、まずは歳出削減で対応し、財政赤字の拡大は避ける方針を示しました。燃料補助金の膨張を抑えつつ、財政赤字をGDP比3%以内に維持する姿勢を改めて強調しています。
出典:Reuters|Indonesia says budget cuts will be first response to oil price rise
🏦 2. Bank Indonesia、政策金利を据え置き
3月17日、Bank Indonesiaは政策金利の据え置きを決定しました。中東情勢を背景とした原油高とルピア安圧力が続く中、追加利下げの余地は限られるとの見方を示し、為替安定を優先するスタンスが鮮明になっています。
出典:Reuters|Indonesia’s central bank keeps rates steady
📉 3. Moody’s見通し引き下げの余波で、株式市場とルピアが再び下落
3月27日、Moody’sによる格付け見通し引き下げの影響が続き、インドネシア株とルピアは再び下落しました。年初来の市場混乱で株式市場からは巨額の時価総額が失われており、政策の予見可能性と市場改革の進捗が引き続き問われています。
出典:Reuters|Indonesian markets slide again after Moody’s cuts outlook
📱 4. MetaとGoogleを召喚、未成年SNS規制の順守を要求
3月31日、インドネシア政府は、子どものSNS利用制限に関する新ルールへの対応が不十分だとして、MetaとGoogleを召喚しました。未成年者保護の強化を目的に、Facebook、TikTok、Robloxなど「高リスク」プラットフォームへの監督を一段と強めています。
出典:Reuters|Indonesia summons Meta and Google over child social media curbs
🌳 5. 2025年の森林消失が66%増、食料・エネルギー自給政策の影響も
3月31日公表の報告書によると、2025年のインドネシアの森林消失面積は前年比66%増となり、過去8年で最悪の水準となりました。コメ増産、バイオエネルギー、パーム油、鉱業開発などが背景にあり、環境保護との両立が改めて課題になっています。
出典:Reuters|Indonesian forest loss surges by 66% in 2025
🚗 6. 4月から燃料販売制限へ、政府が省エネ策を導入
3月31日、政府は中東危機によるエネルギー供給不安と価格上昇への対策として、4月1日から燃料販売の一部制限や省エネ措置を導入すると発表しました。補助金負担の抑制と国内供給の安定確保が目的です。
出典:Reuters|Indonesia to limit fuel sales to counter Iran war impact
🗑️ 7. ごみ処分場崩落事故の影響続く、都市インフラの脆弱さが課題に
3月9日に発生した西ジャワ州のごみ最終処分場崩落事故を受け、3月後半も都市ごみ処理体制と安全基準の見直し議論が続きました。急速な都市化の中で、廃棄物インフラの老朽化と管理不足が改めて問題視されています。
出典:Reuters|Indonesia searches for missing after landfill collapse kills four
📊 8. 市場改革と政策運営の透明性が、投資家信認回復の焦点に
3月後半のインドネシア市場では、格付け見通し引き下げ、ルピア安、フリーフロート改革、OJK・IDXの対応などが複合的に意識されました。海外投資家の信認を取り戻せるかどうかは、制度改革の実行力と政策の一貫性にかかっています。
出典:Reuters|Indonesian markets slide again after Moody’s cuts outlook/Reuters|Indonesia regulator expects firms to meet free-float rule
以上、2026年3月16日〜31日のインドネシア主要ニュースまとめでした。3月後半は、エネルギー価格上昇への対応、市場信認の回復、デジタル規制と環境問題が主要テーマとなりました。

